昨夜、NHKのニュースウォッチ9を見ていて、
東京都江東区で70代と60代の兄弟が衰弱死していたと知った。
この兄弟は近所づきあいがなく、生活困窮を役所に相談していなかった。
無年金だったが、二人とも、ちゃんと働いてきた人だ。体調不良で働けなくなり収入が途絶えたらしい。
異臭に気づいた人が警察に通報し、衰弱死した二人が発見された。
こんなニュースを見聞きすると、北九州市であった生活保護の制限や2013年だったか、
自民党議員によるお笑い芸人の母親が生活保護を受けていることへの非難を思い出す。
北九州市では、生活保護の書類を受理しないように制限してて、生活保護の打ち切りもあり、
困窮者が餓死した。
現在は改善されているはずだが、
役所は生活保護受給者を増やさないよう、住民を見殺しにする場合があるのだ。
困窮した市民を人間扱いせず、あえて見殺しにする場合がある。
吉本のお笑い芸人の母親が生活保護を受けていたことについて、自民党議員は国会で非難したのも、同じことだと思う。
生活保護を受けにくくする結果になったのでは?
自殺者が減ったというニュースがある。
国は自殺者を減らそうと努力しているのかもしれないが、
命綱である生活保護を受けやすくはしてないように感じる。
「国のお金を困窮者に使いたくない。自力で生きてほしい。自力で生きられない人が死ぬのはしかたがない。」
と言われているみたいだ。