ニュースで、8回も病院へ行って8回目でやっとPCR検査を受けることができた人がいると知った。
めちゃくちゃ苦しいやん・・死んでいてもおかしくないよね。
古い記憶が甦った。
私には弟が二人いるのだけど、末の弟が中学生の頃、
病気で苦しんでいるのにベッドが空いてないという理由で入院させてもらえなかったことがあった。
のどに腫瘍ができて呼吸が苦しい状態だった。
珍しい病気だったらしく、研修医だろうか、学生だろうか、何人もの人が弟の状態を診たそうだが、腫瘍を取り除く手術は先延ばしにされた。
この病院は、いろいろと研究で知られるところだが、なぜか弟の苦しみを無視した。
別の病院で働く看護師をしていた親戚に相談して、思い切って別の病院で診てもらった。
不思議にことに、すぐに手術してもらえた。
先延ばしにするか、すぐに手術をするかの分かれ道があったとして、
病院を変えることで「すぐに」の道へ進むことができた。
病院・医師によって、判断が大きく分かれてしまうのだと知ったのだった。
それにしても、PCR検査をする判断をしたくない医師が多くて
発熱で苦しむ患者はたらい回しされてしまうのは、聞くだけで辛い。
亡くなってからPCR検査で陽性でしたと言われる場合もある。
もしかして、患者を救うより、医療機関がパンクしないことを優先しているのかな?
かつて、北九州市で困窮した市民を救うより生活保護者数を増やさないようにしたように。
国が、国民の命を守ろうとしていると信じたいが、
別のものを守ろうとしているのではないかと疑念が湧く。
もしも、新型コロナに感染したかもしれないと恐れている人がたらい回しにされ、
亡くなっているとしたら、
PCR検査を受けておらず、感染者とカウントされないとしたら、
ニュースで報じられる「数」は意味を持たなくなる。
見せかけの「数」になる。
国は、見せかけの数を増やしたくなくて積極的な検査をしないのかも・・・と思う。
政府は学校を休校にし、中国・韓国との行き来を減らすことで感染者を減らしたのだと
成果を報告するつもり?
悪く悪く考えていくと、政治家が見せかけの成果をあげようとしているから、
患者のたらい回しが起きている・・・となる。
なぜ悪く悪く考えるかというと、政府が国民の命を重要視していると思えないから。