「報道特集」でゴミ捨てができなくなって業者に依頼する人が取材されていた。
家がゴミ屋敷になってしまう状態を「セルフネグレクト」と呼んでいた。
自分で自分の世話ができなくなってしまうことだそうだ。
私は少し違和感を持って見た。
ゴミが捨てにくいのが一番の問題だと思うからだ。
いつでも捨てられるゴミ箱がないから、ゴミを家に持ち帰って分別して捨てなきゃならない。
ゴミが捨てられる日も決められてる。それ以外の日には捨てられない。
ゴミ捨ては結構大変だなあと思いながら生活している。私は。
ペットボトル・アルミ缶・牛乳パックなどを回収してくれるスーパーがあるから、
買い物ついでに利用させてもらっている。
無料でダンボールや新聞紙などの紙ゴミを回収してくれるところもある。
ゴミが簡単に捨てられないという問題があるからスーパーがそういうゴミ捨てを提供してくれているんだと思う。
でも、それらの無料サービスを利用するにも、前もってボトルや牛乳パックなどを洗っておいて捨てる準備をしておかなきゃならない。
「報道特集」でセルフネグレクトという社会問題としてゴミ部屋がとりあげられていて、ゴミの捨てにくさについては深堀されなかった。
ペットボトルは可燃ごみとして捨てられたら良いなと思う。
分別して捨てたとしても、ほとんどはリサイクルされてなくて燃やされているからそう思う。
通販で使用されるダンボール箱についても、業者が回収してもらえたらありがたい。
どんどん販売してお終いというのは、ちょっと迷惑だ。
ダンボール箱が嫌だから、できるだけ店で買うようにしている。
ダンボール箱を捨てるのが負担に思う。
企業は売るだけ売って、ゴミ捨ては客の問題にしている。
セルフネグレクトに陥った人が孤独死に至ってもなお、その死はその人の問題として突き放されている。