安倍元首相を恨んで殺意を向けることに共感しない。
犯人に共感しない。
しかし、自分の立場は犯人に近いのではないかと思う。
私は7年間くらい、教育委員会で嘱託職員として働いたことがある。
自分としては一生懸命働いたつもりだったが、部品を取り替えるような扱われ方だった。
雇い止めになって、体の半分を失ったような喪失感を味わった。
次は学童保育所や小学校で働いた。
免許がないとできない仕事だが、不安定で先が見えなかった。
無職の立場のときは、心の余裕を失ったし、働いていても安心感はなかった。いつも崖っぷちに立ってた感じ。
上手くいかんなあと、社会を恨めしく思うことがあった。
無職の犯人と私の違いは、他人を傷つけようと思わなかったことかな。
自分が消えれば良いという方向に心が動いた。
ただ、家族は大切だから自殺してはいけないと思った。
私は犯人に近い側にいるという自覚がある。
無職の辛さは分かるし、切り捨てられる辛さも分かる。
もしかしたら、人員を使い捨てる人も辛いのかもしれないね。