今年は、夫が足の指を骨折したり肺炎で入院したり、年末になってからも義父にお金を貸したりといろいろあった。
が、それでマサカのことは終わりではなく、夫に雇い止め通告があった。昨日のことだ。
夫は一人親方として、今の職場で長年にかけて事務職をしている。
職人さんたちがいつ、どこの現場に行くかの段取りをしている。
どんな機材や材料が必要かなど細かに打ち合わせをするそうだ。
大事な仕事をしてきたはずだが、突然、契約を更新しないとの通告が本社から来た。
受け入れ難い現実だ。長年働いてきたのに。
夫がしてきた仕事は、上司にさせるらしい。なので、お前は不要とのこと。
上司から告げられて、夫は頭がポーッとなったそうだが、早く次の仕事を探さねばと頭を切り替えたそうだ。
帰宅した夫から話を聞いた私はというと、自分の雇い止めの経験を思い出した。
ずいぶん前のことだ。
7年ほど適応指導教室で働いた。学校に行けなくなった児童生徒に関わっていた。
続けたかったが、雇い止めになり後任に市役所の偉い人の娘さんが着任した。
彼女は臨床心理士として病院で働いてきた人で、結婚して地元に帰ってきて、私が働いていた適応指導教室で働くことになった。
私は不要となり、仕事を辞めねばならなかった。
嫌な辞め方だっなあ。
心が傷ついた。
寝る前に、雇い止めについて検索した。
非正規労働者は簡単にクビを斬られて当たり前なんだろうか?
偉い誰かの都合のために、簡単に。
検索しているうちに、働く側には、更新期待権というものがあると分かった。
初めて知る言葉だ。更新期待権。
労働問題に詳しい人には馴染みの言葉なのかも。
もしも、夫にその権利があるならば、権利を主張したり心の傷つきに対して穴埋めをして欲しい。
この件について、ちゃんとした専門家に相談したい。
そう思って眠ったら、早く目覚めた。